「あ。このコマかわいい!!」
「どうぶつしょうぎ」はファンシーな絵で動ける場所にも点が打ってあり、始めたての方にも優しいですよね。
でも、落ち着いて考えて下さい。
森のライオン軍と空のライオン軍が、やってるのは戦争。WAR です。捕まえた相手の「どうぶつ」をむしゃむしゃ食べて、幻獣として召喚するわけです。さらに、その幻獣が相手の幻獣と喰らいあい・・・。
・・・はい、失礼しました。
「ごろごろどうぶつしょうぎ」「おおきな森のどうぶつしょうぎ」にはネコ氏も出てきますので、そこで大いに戦ってもらいたいと思っています。
1.「どうぶつ将棋」のルールを覚えた次にやるべきことがわかります!
2.「どうぶつ将棋」の好形と定跡がわかります!
3.「どうぶつ将棋」を最短で強くなれます!
本記事では以下の順序で「どうぶつしょうぎ」の「好形」と「基本定跡」を解説していきます。
「ぞう無双」「きりん無双」「穴ライオン」それぞれについて詳しくみていきます!
どうぶつしょうぎには、「きりんの翼」「ぞう冠」の2つの基本定跡があります。これをマスターすれば、序盤から有利に戦えちゃいます!
それでは始めていきましょう!
「どうぶつしょうぎ」の好形3選
代表的な3つの好形についてまず書かせていただきます。基本的にこの3つの形が作れたら、形勢はわるくないと思って問題ありません。最初は、これらの形をつくるのを目指していきましょう。
「ぞう無双」
「ぞう」を2枚横(もしくは縦)にならべた形です。
「ぞう無双」の前の行にはすべて効きがあるのが強力です。
この形からさらに、縦に「ぞう」を並べて、「ぞう無双」のまま形を変形できるのがさらに強みです。
ただし、「ぞう無双」では「ぞう」2体でヒモはついていないため、「ライオン」などほかのコマでヒモをつける必要があります。
「きりん無双」
「きりん」を2枚横(もしくは縦)にならべた形です。
「きりん無双」2枚で、それぞれにヒモがついているのが強み。
そして、「きりん無双」の形から上下左右すべてに効きがあるのもさらなる強みです。「ぞう無双」と違い、1手で「きりん無双」の状態から「きりん無双」の状態に変化することはできません。
「穴ライオン」
1番下段のすみに「ライオン」を置き、その前に「ひよこ」を配置した形です。
「どうぶつしょうぎ」の中では最強の守備形といっても差し支えないと思います。
「どうぶつしょうぎ」の基本定跡
どうぶつしょうぎウォーズでは、先手の初手によって、「きりんの翼」「ぞう冠」の2つの基本定跡どちらかのルートに進みます。
初手については、どちらかを選びましょう。
「きりんの翼」
初手「きりん」をあげる手です。
「ぞう冠」
「ひよこ」交換をした後に、「ぞう」をあげる手です。
まとめ
じつは「どうぶつしょうぎ」は、後手必勝とわかっているゲームです。東京大学の田中哲郎先生によって、解析が完全に終わっています(論文はこちら)。本研究を反映した、無敵後手 CPU の「どうぶつしょうぎ名人」も公開されています。
↓校長も持ってます!子どもたちも「どうぶつしょうぎ」をマスターし、将棋もさせる様になりました!
ですが、「じゃあ、あそんでもつまんないじゃん!」・・・とはなりません。なぜかと言うと、2億5千万通り以上の盤面が発生しうることもあわせてわかっているからです。もちろん、すべてのパターンを把握し、その盤面からどうするのが最善なのかも押さえておけば、その人が最強です。
ですが、この情報量は人間の記憶能力をはるかに超えています。最強 CPU をつくることは出来ますが、全てのパターンで、同じ様にに指せる人間はいません。つねに最善の手を指せる人間がいない限りは、終わっているゲームではありません。
神の一手がわかっているのであれば、なおさらそこに近づいていきたいですね。
「面白かった!」の一言だけでも、コメントをいただけますと大変はげみになりますので、ぜひよろしくお願いいたします!
では!